◆ 留学プログラムの解説 ◆


●全学生向けプログラム

 本学の国際教育センターでは、全学学生を対象にして語学留学、交換留学のプログラムを、また、インターシップ推進室では学域3年生、博士前期1年生を主な対象にして国際インターンシップを企画・実施しており、希望すれば全学・全学年の学生が参加できます。
 また、海外の研究者と交流がある研究室は学内にあり、この伝手を利用した研究留学も行われています。
 さらに、メキシコ国立工科大学(IPN)と実施しているDouble Degreeは、全専攻の博士後期課程学生が参加できます。
 令和5年度から、シカゴ大学コンピュータサイエンス学部の研究室に於いて7月上旬〜8月下旬の8週間研究活動を行う「シカゴ大学コンピュータサイエンス学部サマープログラム(Computer Science Student Summer Research Fellowship Program)」を開始しました。


●類・専攻独自のプログラム

 語学留学、交換留学、国際インターンシップ等は全学的なセンター等で企画・実施していますが、各教員の研究交流が学生交流に繋がり、下表のとおりプログラムとして昇華したものがあります。
 これらはベースとなった教員の研究分野での学生交流となっており、教員及び後継の教員関係に所属する学生しか実質的に参加ができません。
専攻名 プログラム名 代表教員 備考
J専攻 サマートレーニングプログラム(KMUTT) ASEAN教育研究支援センター
高橋 裕樹 准教授
J専攻の院生のみ
I専攻 国際PBL 国際PBL教育推進室
松浦 基晴 教授
I専攻の院生のみ
M専攻 Double Degree(SUPMECA) 機械知能システム学専攻
明 愛国  教授
M専攻の博士前期学生のみ
S専攻 Double Degree(浙江工業大学) 量子科学研究センター
桂川 眞幸 教授
S専攻の博士前期学生のみ


●国際インターンシップ

 インターンシップ推進室では、キャリア教育の重要な機会であるインターンシップ科目を統括しており、派遣先が国外の場合は、国際インターンシップと呼称しています。
 インターンシップについては以下を参照してください:
   ・インターンシップについて(概要)
   ・国際インターンシップ派遣先照会(googleアカウントでアクセスして下さい)

●研究室交流(インターラボ)

【概要】

 海外の大学・研究所に研究留学を行うことも行われており、特定のテーマを勉強できるため、自身の研究が進む可能性があります。また海外だからこそ新たなテーマを追求できることもあり、将来の幅が広がることが少なくありません。
 本学では、学生が所属する研究室の教員の研究交流による伝手による派遣先の決定が多いため、研究室交流とも呼んでおり、JASSO等の奨学金として申請している際の名称をインターラボとしています。

【募集対象】

 基本的に自分の研究分野・研究室を決めてからとなるので大学院生が中心となりますが、準備は学域4年で研究室に配属になってから開始できます。

【奨学金】

 ・JASSOの奨学金(インターラボ:大学の申請が採択された年度)
 ・電気通信大学基金による海外渡航助成
 ・トビタテ!留学JAPAN

【連絡先】

 まず所属研究室の教員に相談してください。その後に
学術国際部留学生交流係
東2-117室 内線5117 abroad@fedu.uec.ac.jp
 (メール送信の際は@を@としてください)


●Double Degree(IPN:メキシコ)

【概要】

 メキシコ国立工科大学(Instituto Politecnico Nacional:IPN:メキシコ)と行っている修士後期課程のDouble Degreeプログラムです。
 標準的な課程はこのPDFファイルのとおりで、本学で2.5年、IPNで1.5年の研究活動を行って所定の課程を終了し、本学の論文審査の後、IPNの論文審査(本学の博士論文からの派生論文で良い)に合格すると本学とIPNそれぞれから博士号が授与されます。

【募集対象】

博士前期課程終了生(博士後期課程のプログラムです)

【奨学金】

・JASSO奨学金(大学の申請が採択された年度)

【連絡先】

学術国際部留学生交流係
東2-117室 内線5117 abroad@fedu.uec.ac.jp
 (メール送信の際は@を半角にしてください)


●サマートレーニングプログラム(KMUTT:タイ)

【概要】

 キングモンクット工科大学トンブリー校(King Mongkut's University of Technology Thonburi: KMUTT)と行っているPBLトレーニングです。本学学生3名程度とKMUTT学生3名程度が相互の大学を1ケ月程度訪問し、与えられた課題について共 同で解決するプログラムです。
 KMUTT学生が来日する際には、派遣学生と所属研究室は受入ホストと受入研究室になるので研究室の教員の了承も必要です。

【募集対象】

J専攻の博士前期学生が対象で、募集人員は3名です。

【奨学金】

タイへの航空代は本学から支給します。また、KMUTTに滞在する期間の宿舎費、生活費はKMUTTから支給されます。

【連絡先】

情報学専攻 高橋 裕樹 准教授
西6-509室 内線5538 rocky@inf.uec.ac.jp
 (メール送信の際は@を半角にしてください)


●国際PBL

【概要】

 北京郵電大学(Beijing University of Posts and Telecommunications:BUPT)及びキングモンクット工科大学トンブリー校(King Mongkut's University of Technology Thonburi: KMUTT)と行ってるPBLトレーニングで、無線ネットワーク、信号処理、ロボティクス等に関する課題をBUPT・KMUTT学生と共同で解決します。
 4〜7月に本学で全授業共通国際性涵養に関することや事前知識習得のための授業を行い、8月に海外大学における集合授業(6泊7日程度)、その後本学で インターネットを活用した遠隔実習を行った後、12月に本学でプロジェクトの仕上・成果発表会を行い、課程が終了した際は、「大学院国際プロジェクト」と して2単位を取得できます。

【募集対象】

情報・ネットワーク工学専攻の博士前期課程1年生

【奨学金】

海外大学における集合授業に関わる費用は大学が支出します。

【連絡先】

情報・ネットワーク工学専攻 松浦 基晴 教授
東3-1028室 内線5766 m.matsuura@uec.ac.jp
 (メール送信の際は@を半角にしてください)


●Double Degree(SUPMECA:フランス)

【概要】

 フランスの高等機械大学院大学(Ecole Nationale Superieure de Mecanique et des Microtechniques:SUPMECA)と行っている博士前期課程のDouble Degreeプログラムです。
 以下の課程を修了すると本学とSUPMECAの両方がら修士号をもらえます。
 本学の要件 ・現在の博士前期課程の修了要件を満たすこと
  (2年以上在学し、30単位以上を修得し、修士論文の審査に合格すること)
 SUPMECAの要件 ・現在の博士前期課程の修了要件を満たすこと
(ただし、本学で2年留学期間内1年の分をインターシップとして見なす)
・SUPMECAに1年間以上在学し、60単位(日本のシステムでは30単位相当)以上を修得し、学位授与までにTOEIC800点以上を取得すること。

 留学期間の例は次のとおりです。
 1年次:本学在籍(単位取得+研究)、2年次:SUPMECA在籍(単位取得を中心に)、3年次:本学在籍(研究、修士論文発表)

【募集対象】

機械知能工学専攻の研究室に所属する大学院学生(先端ロボティクスプログラムの学生を優先)

【奨学金】

・JASSO奨学金(採択された年度)

【連絡先】

機械知能システム学専攻 明 愛国 教授
東4-504 内線5427 ming@mce.uec.ac.jp
 (メール送信の際は@を半角にしてください)